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第499話
カックンと腰を跳ねさせながら三条はイった。
射精せずにイく事が出来るとはどんな感じなのだろう。
すごく気持ち良さそうに身体を震わせている。
シーツを握り締める手がやけに白いのはそれだけ強く握り締めているからだ。
「はる、きもちいな」
痙攣する腹を撫でて更なる快感を与えた。
こんな細い身体には過ぎる物を与えに与え、甘やかすのは楽しい。
サディスティックな色を隠す事の出来ない笑みを浮かべる長岡に三条は縋る。
こんな悪い大人に捕まらなければ今頃年相応の青春を謳歌出来たであろうに。
でも、もう遅い。
絶対に手放したりしない。
臍の下を押しながらまたピストンを繰り返した。
何度も何度もキツく締め上げてくるアナルを蹂躙する。
「い、イ…っ、き……イ……ッ」
「何度でも、イけよ」
とぷっと溢れる精液は濃く、どろりと腹に落ちる。
気持ち良さそうな射精に少し腰の動きを緩めた。
トコロテンもすっかり上手く出来る様になったな
気持ち良さそうにして
ほんと快感に弱ぇよな
摘まむとそれを頬に塗り付けた。
清潔な恋人を欲で汚すのは背徳感も手伝って興奮する。
もっと自分で汚したい。
沸き上がる独占欲に三条は汚されていく。
「良い子だ。
濃いの出せたな」
撫でられていると勘違いしているのかどこか嬉しそうな顔をする三条は、離れる指に舌を見せた。
本当に…
差し出した指を舐める姿に長岡も下っ腹が痛重くなってきた。
この気持ちの良いナカに吐き出したい。
においをこびり付かせたい。
「はる、イかせてくれ…」
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