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第553話
振り返った体制のまま唇を貪られた。
半身を捻りキツい筈なのにキスが気持ち良い。
上も下も長岡に触れられてしあわせだ。
「は…っ…ハァ……ハァ…」
「精子な。
今やるよ」
濡れた唇を親指で乱暴に拭う仕草さえ、胸を昂らせる。
何度も好きになる。
何度も好きだと身体が叫ぶ。
一層とろけた目には被虐の色でいっぱいだ。
数度大きくピストンされると、動きが早くなった。
「あ゙…ッ、…お、く………きも、ちぃ……い」
「俺も、きもちい…」
鏡に着いた手がずるずると下がっていく。
指紋が線を残し、頭がゴツッ…と鏡にぶつかった。
身体を支えるのが怠い。
突っ張っている脚には力が入らないのに、少しでもイイトコロに当たる様に腰は動く。
全部、全部、気持ち良いのを感じたい。
あられもない姿を晒しながらも、なんとか長岡を見ようと視線を上げた。
「ぅ…あ…あ、…っ」
「遥登、好きだ」
「まさ…ッ…んぅっ……あ、」
「俺のだ」
気持ち良くて涙が流れた。
その泣き顔に興奮した長岡は三条の陰茎を扱き過ぎる快感を与える。
余計に顔をぐちゃぐちゃにさせ頭を降っても、手に手をかけてもそれは止まない。
ただただ、長岡を受け止める。
「ィ…ィ、き…た」
「イけ」
「でる…ッ、まさ…、さ……ぁっ……で、る…」
「ほら、イけって」
アナルがきゅぅぅっと一際キツく締まると、大きな手の中に射精した。
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