554 / 1502
第554話
残滓を搾り取る様に扱く手から白濁が垂れる。
それが真っ白な洗面台に落ちていく。
「ぅ゙……ぅ゙…」
重ねた手がそれで汚れるなんてどうでも良くて、ただいまだ止まない手淫がキツい。
やっぱり男の絶頂は迎えた後に賢者タイムがきてしまう。
1度、男のそれでイくと連続はキツくなる。
ケツでイければ連続で出来たのに…
もっと、したいのに…
細い身体を数度跳ねさせながら、ぼんやりと頭のどこかで思った。
「若けぇな。
ドロッドロ」
排尿後の様に陰茎を振られて身体がアツくなる。
長岡とだからこうなる。
長岡が1番好きだからこんなになった。
目の前に晒された大きな手に舌を這わせ自分の精液を舐めとる。
こんなはしたない媚の売り方、スイッチが入ってなければ出来ない。
「今度は、俺の番、なっ」
グリッと一際強く腰を打ち付けられ、奥の弁が開いた。
あまりの刺激に背中を反らせて声にならない叫びをあげる。
「……っ!!」
「は、きっつ……」
「あ゙…あ゙…っ」
入っちゃいけないとところへの刺激に泣きながらドライを迎えるも長岡はイってはくれない。
頭がビリビリする。
本当に馬鹿になる。
三条自ら腰を押し付け痺れる快感を貪りながら、動物の様なセックスを2人で味わう。
「イ…く、…遥登、イ、く…」
鏡越しの恋人は綺麗な顔を男くさく歪めながら、体内に射精した。
ともだちにシェアしよう!

