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第558話
漸くベッドに到着した頃には身体はアツくなり汗をかいていた。
ソファから続く白濁の痕を残しながらベッドに押し倒される三条は息も絶え絶えで、必死に酸素を貪り吸う。
薄い胸を世話しなく上下させ腹はヘコヘコ動き、一瞬ヤリ過ぎの様にも見えるが三条はスタミナがある。
硬度をなくした陰茎はたらたらと体液を漏らしながらも気持ち良さそうに震えていた。
長岡もベッドに上がると、2人分の体重を支えスプリングがギシッと軋む。
「きもちすぎて、こわい…、」
「こわくねぇよ。
俺もいんだろ」
上手く呂律の回らない声に優しく返してくれる恋人は、張り付く前髪を後ろに撫で付けながらキスをしてくれた。
「ん……、ん、」
「口開けな」
「…ぅ、ン」
長岡にキスをされると安心する。
頭がふわふわして気持ち良くて、なにもかんがえたくない。
「ぷ、は…っ……んッ」
唇が離れると脚を大きく開かれ、その奥で精液に塗れたアナルにいまだ勃起したままの陰茎を擦り付けられた。
口を開けたままのソコが亀頭を吸う様に甘える。
「すげぇな」
「…っ」
「俺のせい?」
……胸が痛い。
ドキドキして、痛い。
こんな綺麗な人に貧相な身体のすべてを見せるなんて恥ずかしい。
なのに、興奮する。
何度イっても足りない。
性に関して、こんなに貪欲だったなんて思いもしなかった。
「……ん」
ふと小さく笑った長岡の色気にクラクラする。
鎖骨もそこから伸びる胸鎖乳突筋も男らしくてたまらない。
開かれた脚の中央に手を伸ばしつつ、ください…とばかりに肉食動物みたいな目を見詰めれば、またアツいモノが体内を満たした。
「あッ……ん、く…ぅ…」
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