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第561話

三条はなんとか意識を保っているが、もう朦朧としている。 首が座っておらずカクン、カクンッと危なげな動きをするし、あの目も焦点が合っておらず眠そうだ。 それなのに止めてやれない。 オナニーを覚えたての中学生みたいに出る。 こんだけイって擦るのも痛い筈なのに、三条のナカが気持ち良くて猿みたいに腰を動かしていた。 「あ、…あ………ぉっ………」 「まだ出そ……」 いくらマーキングしても萎えない。 自分のにおいを擦り付けようが、噛み付こうが、キスマークを付けようが、三条が足りない。 こんな嬉しそうに銜え込まれたら、男ならこうなるだろ。 「ぎもぢ……っ…ぃ……きも………ま゙……さ…」 男の声で濁点混じりの喘ぎ声すら可愛い。 教えた通り気持ち良いと言い、必死に名前を呼ぶ恋人が愛おししい。 「はる……遥登…」 下品な音をたてながら貪り食うセックスは甘い。 それも、愛おしくてしかたがない恋人となら殊更だ。 上気した頬に触れると恍惚とした中、どこか嬉しそうな顔をした。 ほら、可愛いだろ。 とろんとしていて淫らなのに、高潔。 「まぁ………ぁ…っ、……ま、…さ…」 括約筋の麻痺したアナルは精液とローションが泡立ち、つるりと剃られた恥丘は色々な体液で濡れている。 その白は自分の陰毛すら白くし行為の激しさを無言で語る。 三条で溺れたい。

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