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第648話
乳首も弄りたくなり、服の中に手を入れた。
もうテレホンセックスをしているなんて考えていられなくなっていた。
電話越しだろうが、テレビ電話越しだろうが関係ない。
長岡に見て貰えている事が興奮する。
骨が浮いてぼこぼこしている胸で触ってと強請っている乳首はすぐに見付かった。
きゅっと抓るとローターとは違った快感が背中を駆け上がる。
「……ぁ…っ、」
『やぁらし』
ぼんやりとした目で恋人を見ると、いつものセックス時のようにニヤニヤと口元を緩め此方を真っ直ぐに見ていた。
その目にサディスティックな色が滲んでいるのも見える。
もっと長岡が欲しい。
「ま、さ………さ………ま…さ…」
『見てるって。
すげぇ、やらしい遥登のオナニー』
「はずか…しい……」
『恥ずかしい?
恥ずかしいの好きだろ』
イヤホンごしなのに、耳まで感じてしまう。
「はぁ…はぁ……」
『きもち?』
こくんと領くと楽しそうな息が漏れた。
興奮してくれてる…?
だとしたら、嬉しい。
『若けぇな』
「……つ、も…」
『うん?
悪りぃ、よく聴こえなかった。
なんて?」
「けつ、」
『けつ?」
陰茎を擦れば射精出来るのに、この身体はそれ以上を求める。
長岡の声に頭のブレーキがかからない。
長岡の声にブレーキが壊される。
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