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第654話

「……ん、…、ん」 ローターをきつく食むソコは嬉しいとばかりにヒク付く。 小さくても性具は性具。 確実に快感を与えてくれる。 「…っ……」 タオルをしっかりと口に宛がい、三条は享楽に耽る。 息がしにくく少し苦しいがそれを上回る快感は甘い。 腰が揺れるのも構わず暫くの間、気持ち良さを堪能した。 『気持ち良いか?』 うんうん、と何度も頷く。 久し振りのアナルでの快感は溶けそうに気持ちが良い。 タオルから顔を話してマイクに気持ち良いと口にした。 口にすると更に気持ち良くなる気がする。 最初に教えられた通りだ。 そろそろと手を下ろして陰茎も刺激する。 『ちんこも気持ちいな』 長岡は勝手にした事を咎めない。 タオルを噛みながら、陰茎を扱く姿を見て貰う。 あ、れ…? 水音が二重に聴こえてくる。 イヤホンをしているのにどこから… 『…ハァ……』 「ま…」 『悪りぃ、俺もさせてくれ。 遥登がエロ過ぎてちんこ痛てぇんだ』 身体中の体温が一気に上がるのが分かった。 長岡も自慰をしている。 それも、自分をおかずに。 画面に写る長岡は自分の下半身を扱いている。 カメラに収まっていなくとも、腕の動きや顔、声から分かる。 「……ま、さ…むねさん」 『ん? ど、した』 「きもち、ですか」 『すげぇきもちい。 1人ですんのと全然ちげぇ』 最近は忙しくて抜いてなかったけどな、と付け加えながら色っぽい表情のまま微笑まれた。 自慰まで爽やかな行為にしてしまうその顔。 狡いしか思い浮かばない。 こんなに好きなのにまだ惚れさせるつもりだ。 どれだけ骨抜きでどろどろのでろでろにしたら気が済むのだろうか。 狡い。 臍の下が痛重くなり煽られていく。 「よ、か…た」 『もうガチガチでやべぇ』

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