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第658話
『遥登……はる…と』
長岡は何度も自分の名前を呼んだ。
声がどんどん掠れていき、すごくいやらしい。
長岡が教員だなんて信じられない。
そんな色っぽく艶やかな姿に、いまだローターが入ったままのアナルがきゅぅっと締まった。
『は……イきそ、』
三条も、まだ残滓の残る陰茎に触れながら画面から目を離せずにいる。
どんなAVより抜けるのは間違いない。
ごくん、と生唾を飲む。
「正宗さん」
『はる……』
目尻を赤くし此方を見た長岡の顔に、臍の下が痛重くなる。
顔を真っ赤にしながらも三条はじっと画面を見詰めていた。
セックスを思いだし身体が反応するなんてはしたないにもほどがある。
でも、幾度となく長岡から与えられたセックスの甘さはこの世のどんなものより甘美だ。
俺だけの特別。
はっ、はっ、と呼吸のタイミングが早く短くなっていくとソレがもうすぐなんだと分かる。
手の中で尿道に残っていた精液を絞り取りながらその瞬間を目に焼き付ける。
これは、頭の中で反芻するだけで自慰が気持ち良いものに変わりそうだ。
頭に叩き込んでいく。
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