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第724話

背中に日光を浴びるのは気持ち良いのか、ニヤニヤと口元を緩めた長岡は一向に服を着ない。 目の保養なのだが、目に毒。 コロコロを動かす度に筋肉が動き、骨や筋が目立つのも……えっちだ。 「あの……」 「ん? どうした。 服着ろって?」 「あ……いや、………」 「本当に腹見てぇのか?」 目を泳がせる三条に、長岡は小さく笑った。 改めて口に出して言われるとすごく変態みたいだ。 だけど、性欲盛んな20歳の男。 欲望には抗えない。 だって、恋人はとても格好良くて優しくてえっちで大好きだから。 求めてしまうのはどうしようもないだろ。 ベタ惚れの自覚はある。 「ほら、思う存分見てくれよ」 画面が揺れ腹が映し出された。 自粛太りと言う言葉が流行りだしているにも関わらずくっきりと割れたままで同性から見ても羨ましい。 自分と同じく白い肌なのに男らしいなんて狡い。 神は長岡に何物を与えれば気が済むのだろうか。 「どうだ?」 男らしくて、いつもこの身体に抱かれていたんだと思うとゾクゾクとしてくる。 組み敷かれ良いようにされて、欲に塗れる。 「……えっちぃ、です」 「えっちぃか」 「あと…格好良いです」 「すげぇ褒めてれんだな。 じゃ、ちょっとサービス」 長岡の手がするすると下がっていき、フロントボタンを外した。 見えている下着のウエストゴムを指を引っ掛け少しずり下げ…… 「おしまい」 「あ……」 勃った……

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