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第732話

「すっげえろい。 もう少し見せてくれるか」 『ちょっと、だけ…です……』 そう言うと陰茎を弄っていた手、その親指がウエストゴムを引っ掛けた。 先走りで下着にシミが出来ている。 膨張率の良い陰茎は膨らみ下着に押さえ付けられいるが、その大きさはよく分かる。 若いだけあって既にセックスの準備は整っていたらしい。 素直で可愛い身体だ。 「舐めてぇ」 『…っ!』 「カリんとこ舐められるの好きだよな。 それから、先」 『……ハア…』 裏スジをねっとりと舐め上げ鈴口をグリグリと刺激すれば、薄い腰は跳ね皮が貼り付いた腹筋は痙攣する。 棒のような細い脚が身体を挟み抵抗する。 剃ってから無毛を保ち続けている秘丘に先走りが垂れでもしたら、そこも舐めきゃな勿体ない。 臍も案外感じるよな 「臍から乳首までも腰跳ねさせるよな。 そうだ、乳首触ったか?」 『……え、はい』 「じゃ、今度は抓ってみ。 少し力入れて、痛い位が反応良いよな。 俺の指想像してしてみ」 ぽわっと頬を赤らめ色っぽく視線を逸らせた。 だが、また此方を見るとぴくりと肩を跳ねさせる。 『……んっ』 「ほら、声」 『だ…て……、きもち、から…』 本当に悪い大人に捕まったと思う。 画面の隅に映る自分の顔は、そりゃ酷いものだった。 「なら、もっとしな。 声だけ我慢な」 「…はい、……ん、…」 素直な恋人は殊更可愛い。

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