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第738話

「あーぁ、甘イきしてんじゃねぇよ」 腰が跳ねたのかカメラが動いた。 不思議に思ったのも束の間、画面に映し出される三条の顔にナニが起きたのか悟る。 乳首への刺激と陰茎を舐められる想像で軽くイったらしい。 とろんとした目は恍惚で色気を振り撒き媚を売る。 頭が良いのも考えものだ。 だが、可愛くて笑みが止まらない。 『あ……ごめ…ん、なさ…』 甘い声が鼓膜から脳を犯す。 正直、すげぇキた。 今すぐ突込みたい。 あの気持ち良いナカに嬲られたい。 こんな時じゃなければ噛み付きまくっていた。 「反省してる?」 コクコクと何度も首肯くと髪が揺れる。 サラサラと場所を変え、数本は汗をかいた額にくっ付いていた。 あの子供体温じゃそうなるかと妙に納得しつつ、陰茎を扱く手の速度を落とした。 もっと淫らな恋人を見てからイった方が俄然気持ち良い。 「じゃあ、ケツにローター入れて乳首弄ってイけ。 遥登だけ気持ち良いんじゃ不公平だろ。 俺の事も誘惑してイかせてくれよ」 『ぁ……はい…』 寄り掛かっていた壁から背中を離すと近くに置いておいたのかすぐに玩具を手にした。 清潔な印象の恋人が持つとよりいやらしさを増すようだ。 「はる、ゴムは?」 『あります…』 「また友達から貰ったゴム使うのか。 使い心地はどうだ」 『……はず、かしい…です』 恥ずかしいだけじゃない顔をしている。 背徳感に萎えてしまわない様に適度に言葉で乱しながらも視姦する。 相互オナニーとは言え、三条には気持ち良くなって欲しい。 それに、こんなやり方だがストレス発散にもなれば。

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