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第745話

ケツでの絶頂に頭がぼーっとする。 身体でイくとそのヶ所が熱を持ったようにジンジンとする。 と、めなきゃ…やばい…… 隣に置いておいた筈のスイッチを探しなんとか電源を落とした。 『遥登、大丈夫か…?』 「……ん、…ん、」 のそりと起き上がり溜まっていた息を吐き出し、新鮮な空気を吸い込む。 荒く呼吸する身体を制しゆっくりと息を吸い、同じだけゆっくりと吐き出し。 肺はその空気に喜び身体中に酸素を回していった そうして頭に酸素を送っていく。 「まさ、むねさんは…」 『俺は大丈夫だ。 疲れたろ。 手ぇ洗ってゆっくり寝ような』 「だめ…正宗さんも」 自分ばかりが気持ち良くなったら、それはオナニーだ。 いや、オナニーの見せ合いをしているのだが一応の名目はテレホンセックスなんだから、一緒に気持ち良くなりたい。 ね…と強請ると長岡は眉を下げて頷いた。 『…じゃあ、見ててくれよ』 カメラがサイドチェストに置かれたのか顔から身体が見えるようになった。 いつ見ても均等の取れた綺麗な身体だ。 髪を邪魔そうに払ってからその手が下に伸びていく。 ただそれだけなのに色気がすごい。 ごくんと生唾を飲み込んだ。

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