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第782話

宿題が終わり伸びをして、部屋が静かな事に気が付いた。 あれ…? 兄ちゃんと綾登が静かだ ソファの後ろを覗いてもいない。 部屋からは出て行っていないのは分かる。 分かるが、分かるだけだ。 いくら集中していてもドアの開閉音は聞こえる筈だ。 もし弟が触ると危ないので使っていたシャーペンをペンケースにしまい、プリンとはファイルに挟んで机の真ん中に置いた。 よいしょと立ち上がると長時間座りっぱなしだったので節が鳴る。 ついでに伸びてくれると良いのだが。 ま、兄に似れば安泰だろう。 台所はガードがあるし、そもそも兄ちゃんは綾登をいれたりしない… あとはテントの中か…? あ、いた 居たというより、テントの中で玩具に埋もれて兄と弟が寝ていた。 兄に関しては長い手足を降り立たんで小さくなっている。 タブレットを手にして戻って来るとしゃがみ込んでその姿を写真に収めた。 狭いところが好きなのは分かるけどやべぇな 180後半の高さがぎゅっと縮こまっていて、寧ろ小さな弟の方が大の字になっている。 でも、今日は天気も良くて眠くなる。 勉強して頭が疲れたのもあってか、すぐに眠気はやってきた。 テントの外で大の字になって寝ている次男に気が付いて写真に収め返されるまでもう少し。

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