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第802話

通話を切り、布団に寝転ぶ。 自分のにおいとファブリックミストの混ざったにおいがする。 電気が眩しいので横を向きながら今さっきファイルに片付けた写真を引っ張り出す。 くっきりと割れた腹筋に、男を滲ませる鼠径部。 膨らみを強調させるソコ。 正宗さんの腹…えっちだ あんなに部屋にばかりいて本に埋もれた生活をしているのに逞しい身体をしている。 時々、筋トレと称してしりとりしつつ腹筋をして遊ぶが肉付きの悪い三条の腹筋はただの筋肉に皮が貼り付いた貧相なものだ。 しかも、ソコが強調されムラッとする。 角度も構図も身体もすべてがいやらしい。 やば またケツがムズムズする… 自宅で抜くのは気が引ける。 そもそも、これまではほぼ毎週恋人と会っていて行為をしていた。 お陰で抜く回数もグッと少なかったのだが、今はやっと会える様になったばかりだ。 ここで行為をし、万が一にでも億に一でもどちらが感染してしまえば行為をした事を口にしなければならない。 それだけは絶対に避けなければ。 ローターじゃなくてコレが良いのにな… おっきくて、固くて、ゴリゴリしてくれて 勃、ちそう… 想像するだけで口の中が甘くなる。 あの甘美な甘さは危険だ。

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