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第878話
猿みたいだ。
オナニーを覚えたての中学生だって、ケツに指を入れて欲を貪る事なんてそうそうしないだろう。
それでも、その甘さはどんな甘味より極上だ。
「ぅ……ぅ、…っ」
ナカを締めるとローターがまた奥へと入り込んできた。
もし、指では届かない場所にいってしまったらどうしようと思うのに奥を刺激したいと相反する事を思う。
そういえばネットに、アナルでのオナニーをやり続けていくともっと太いものをもっと奥まで拡張し開発したくなると書いてあった。
そんな風になってしまったらどうしよう。
長岡ははしたないと責めるだろうか。
淫乱だと罵るだろうか。
どんな顔でセックスをしてくれるだろう。
想像だけで下っ腹が痛重くなる。
『先走り垂らして服汚すなよ。
な、なに考えてたんだ』
「……ん、」
『んー?』
「ま……さ、むねさ…ん」
『俺?』
綺麗な顔を意地の悪そうにして、にやにやしている姿も格好良い。
きっとどんな想像をしていたか検討が付いている筈だ。
それなのに聴いてくる。
本当にサディスティックな恋人だ。
「まさむねさ……との、せっくす」
『俺とのセックスか。
やぁらし。
後でどんなセックス想像してたのか教えてくれよ。
してやるから』
甘い。
口の中も思考も甘い。
寒くないのにブルッと身体を震わせ軽くイってしまった事を知った。
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