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第1022話

「はら、くるし…っ」 「そりゃ、我慢させてる途中だし」 1回目の排泄はトイレでさせて貰った。 その代わりと長岡が提案したのは、2回目の浣腸時に更にバイブを銜え我慢するというなんとも変態くさいプレイだった。 こんな綺麗な顔でこんな変態行為を提案してくるのだから、本当に人は顔では判断出来ない。 固い職業に変態が多いはあながち嘘ではないだろうなんて思えてくる。 ギュルル… 細く息を吐き出しなんとか堪えていると、バイブが振動をはじめた。 「うごっ、い……い、ぁ…っ」 室内に反響する淫らな声。 慌てて口を塞ぐが息が苦しい。 今になって、なんでトイレで排泄したんだろうと考えてしまう。 いや、排泄はトイレでするものだ。 それは正しいんだ。 正しい、はずなのに。 「ははっ、元気だな」 ペチッと腹を打つ陰茎を見下ろされソコを隠したいが、今は楽な体勢を保っていないとケツから水を噴き出してしまいそう。 そんな三条を知ってか知らずか、勃ち上がった陰茎を足で弄びはじめた。 「あっ、刺激しな……っ、く」 ケツもちんこも気持ち良い。 長岡が触れればなんだって気持ち良いと感じてしまう身体が今はうらめしい。 こんなの……おかし、くなる…… 快感が頭を占領し、 常識や倫理感が薄れゆく。 人間として最低限の事は守りたいのに、そんな事より長岡とのセックスの方がずっと……。 今、此処で吐き出したらどんなに気持ちが良いだろう。 長岡に見られながら排泄したらどんなに気持ちが良いだろう。 思考と共に目もとろんととろけていった。 踞る床に着く大きな足が目に入った。 「犬みてぇに」 自分の考えなんて関係なく、その足に舌を這わせていた。

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