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第1033話

ちゅっ、ちゅっ、と耳へキスをされて間も身体の熱は上がっていく。 触れられるところ全てがアツくなる。 はぁ…と、また1つ息を吐き出すと、ぐちゅっと濡れた音がした。 いや、音がしたなんて可愛いものじゃない。 耳を舐められてるんだ。 耳穴を抉じ開ける様に舌が入り込んでくる。 「ぅ……ぁ…」 いやらしい。 卑猥だ。 たまらない。 えっちすぎる… こんなの、癖になったらどうしよ…… 「ぁ………あっ、」 三条の心配などよそに、耳を舐めながらローションを纏った指が乳首から臍へとおりていく。 ぬるーっとぬめりを拡げ、他人に殆んど触れられることのないやわらかな皮膚をなぞるのが擽ったい。 あっちもこっちも弄られて三条の頭は処理しきれない。 ただ分かるのは気持ちが良いという事だけ。 臍の周りをぐるぐるとなぞられ腹筋を震わせた。 焦れったいと擽ったいが混ざりあって、変な気分になる。 まだ、はじまったばっかなのにやばい… 頭くらくらする 「ハァ……は…ぁ、」 耳元で長岡が笑った気がした。 なんだかんだ不安はありつつ、長岡が楽しそうなら良いか。 「ほら、指入れるから力抜け」 「は、い…っ」 三条の陰茎が長岡のソレにぶつかる。 故意なのか怪しいところだが、それはそれは可愛いので長岡も口に出す事はない。 突き立てられた指は、潤滑油の滑りを借り簡単に入り込んできた。 「んん…っ、ぅ…、」 「2本目いくぞ」 「は…っ、」 「きついか?」 きつくはない。 長岡のモノに比べたら可愛いものだ。 頭を横に振ると、なら続けるなと優しく声をかけられた。 長岡に対して好きだと思うのは、こういう小さな事。 自分を気遣ってくれていると分かる。 大切にしてくれているのが分かる。 愛していくれているんだと分かるそれが嬉しい。 「はいっ……あ…ぁ、」

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