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第1045話

長岡の首に爪をたてながら、身体を数度跳ね上げさせた。 同時に排尿の時の様な快感に背中を震わせる。 「あ゙っ、あ゙…ぅ゙……ん゙」 頭をシーツに擦り付けて悶えているのに、長岡は緩く刺激を与え続けた。 ドライは休みがなく次の絶頂が目の前にチラ付く。 そんな連続なんてキツい筈なのに、メスイキを覚えた身体は嬉しそうに跳ねている。 実際、長岡に教え込まれた事を覚える事が出来たのは嬉しい。 例え、それが勉学ではなくとも。 「気持ち良さそうにイって」 低い声が色っぽく掠れている。 いつも、自分の事より俺の事を考え優先してくれる人。 セックスの時だってそうだ。 汚れた手が頬を撫でた。 「つ、つぎ…アッ」 次は長岡が気持ち良くなって、と言いたいのに喉まで痙攣しているのか上手く言葉に成ってくれない。 伝えなきゃ伝わらないのに。 「ま…っ」 あ、だいじょうぶだ…… 腕にかけていた両足を今度は肩にかけられるとアキレス腱が伸びて痛んだ。 痛くないように自ら腰を浮かせれば、なんとも淫らな姿になる。 だけど、これで良い。 「このきもちー、ナカに出して良いか」 何度も頷き、アナルを締めた。 ふ、と空気を和らげた長岡の顔が近付いてきてキスをする。 「じゃ、遠慮なく」

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