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第1046話

長岡がイく為の動きは先程より激しくてピストンにも遠慮がない。 なんで普段部屋で本ばっかり読んでるのに、こんなに体力があるんだ。 あの筋肉か。 い、き……できな ごりごりと抉られる様に突き刺さる大きなモノ。 アツくてビクビク震えていて、決して可愛くないがとても愛おしい。 同じ性別に、こんな貧相な身体に発情してくれるのが嬉しい。 ドライでイった身体は、自分の意志を上手く脳には伝えてくれず、身体も思うより動かない。 そんな身体をなんとか動かし、ケツをあげたままを保つ。 長岡にも気持ち良くなって欲しい。 射精して欲しい。 セックス出来て嬉しい。 この身体を動かすのは、小学生の様な気持ちだ。 「そ…っ!こ…っ、あ……あぁっ、」 奥の弁にカリがずっぽりと嵌まった。 腹がアツい。 動けない。 吐きそう。 や、ば……い………かも…… 「は…る……」 だけど、自分の上で気持ち良さそうにしている恋人を見られるのなら、なんだって良い。 男に凌辱されて嬉しいなんて、この快楽を知らない人は想像も出来ないだろう。 なんて勿体ない。 愛されて、愛する事が出来るしあわせは、こんなに気持ち良い。 「あ゙ー…イきそ……」 雄の顔が、いやらしく歪んだ。 射精するんだと解る。 なんとか浅い呼吸をしながら、グッと腹に力を入れた。 「んん…ッ、ん……ぐ…っ」 「は、る…」 すると、一突き、一突き毎に深さが増す。 重くて深い。 覆い被さってきたと思うと、体内を押し拡げるソレの質量が増した。 「イ…く……」 奥歯を噛み締め声を堪えながら射精する姿は見えないが、耳元で気持ち良さそうな声が漏れ聴こえる。

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