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第1051話
抜かずに挿入されたままの陰茎は、いつの間にか勃っていてアナルを拡げている。
ソレを欲し、ウェットでイったばかりだというのに三条はゆるゆると腰を揺らした。
大き過ぎる快感は細い身体を怠くさせるが、そんなのは本能の前ではたいした問題ではないらしい。
そんな淫らな自分を見下ろす目に身体の奥がアツくなる。
なんて目だ。
楽しそうで、だけどギラギラとした雄の色が濃く、愛情が滲んでいる。
愛おしい。
大好き。
愛してる。
「……まさ、むねさん…もっと……ください」
カスカスの声で強請れば、それは深くなる。
与えられるモノなんでも欲しい。
貪欲になった。
我が儘になった。
駄目なのに、そうなった。
困らせたくないのに。
「手ぇ、貸してみ」
「…?」
誘導された先は長岡のモノを銜え込む箇所。
アツいそれに触れ思わず手を引っ込めそうになったのを長岡は手を掴んで止めた。
そして、更に奥根元を触る様に引っ張る。
泡立ったローションが指先に絡み、その指が長岡の肌に触れた。
心音が全身に響くようだ。
長岡が好きで、たまらない。
「俺の、どうなってる?」
「がちがち…」
「これ全部遥登ん中にぶっかけてもやめねぇ。
さっき、トんでもやめねぇっつったろ」
そうされたい。
孕む事が出来なくても、それで腹を下しても良いから。
後先なんて考えないで。
今だけは俺だけが良い。
下生えから根元、竿へも指を滑らせながら首肯く。
「そう、されたいです」
「やっぱりドマゾだな」
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