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第1052話
アナルは貪欲に舐めしゃぶる。
それでも足りず恋人の肌に触れ、あられもない痴態を晒す。
こんなに無防備ではしたない姿を晒せるのは長岡だから。
長岡だから貪欲になる。
こんなに愛している。
それらは言葉にならない声となって出ていった。
「あ゙っ……あ゙…ぐ……っ」
真上から陰茎を押し込められる度にベッドが軋む。
こんな端正で綺麗な顔の人が下品に腰を振っているなんて頭が処理しきれない。
190を超した男にのし掛かられ、こわくないと言えば嘘になるだろう。
同性に求められる照れは今でもある。
いや、異性に求められるのも照れるが………付き合った事がないからよく分からない。
それらを超越する、この気持ちは目の前のギラギラした目で自分を貪っている男からしか得られないんだ。
「あっ……あ…あッ」
「は……」
1度ウェットでイってしまった身体には少しキツい。
それでも20歳の若さがカバーする。
精液を吐き出したばかりの玉は、パンパンに膨らみ2発目も余裕だとばかりだ。
余裕がないのは酸素の方。
息が上手く出来なくてクラクラしてきた
「ゔぎ……アっ…」
喉の奥から声が出る。
喋れたとしてもこのピストンでは舌を噛んでしまいそうだ。
「ひ…んッ……ぁ、あっ」
「は…ッ、きもちーか」
ベッドに押し付けられるようにピストンを激しくされ、アナルが喜ぶ。
引き抜かれれば強請る様に吸い付き、埋め込まれれば縁すらナカに入り込む。
後孔から快感が全身に拡がっていく。
長岡にしがみ付いて味わうそれは酷く甘美で脳を犯す。
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