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第1186話
「…く、」
「痛てぇか」
「ん…ん……」
三条も息の吐き方を忘れたかのように息を詰めている。
これでは快感を拾えない。
力み過ぎだ。
「ちょっとだけ我慢してくれ」
肉付きの悪いケツを割り開くとソコに舌を這わした。
「……っ!」
びっくんっと大袈裟なくらい跳ねる腰を押さえ付け、唾液を纏わせる。
まずは力の抜き方を思い出して貰いたい。
セックスは気持ち良いものだ。
素肌の触合いは安心する。
痛みを感じてしまえば、更に身を固くするするだろう。
それは避けたい。
一度覚えたものは頭のどこかに残る。
セックスが痛いと覚えてしまえば、頭の良いこの子にはキツいはずだ。
「……っ、ぅ…あ……」
ただたんに長岡が舐めたいのもあるが。
「……な、め………ぅ、」
シーツを握り身体を逃がそうとするがベットがすぐにそれを止める。
それでも、恥ずかしさから腰を揺らすのを止めない。
長岡はケツから顔をあげ、ブランケットを被る頭にちかづくとそっと耳打ちした。
「圧迫オナニーばっかしてっとイキにくくなんぞ。
あぁ、でも、遥登はケツでもイケるもんな」
「…っ」
「えっち」
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