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第1187話

指輪が嵌まる手に自分の物を重ねた。 「はーる。 力、抜こうな」 「……は、い」 「気持ちい事しかしねぇよ。 痛くしねぇから」 「………それは、信じて、ます」 纏う空気の変化を感じた三条は力んでいた力を僅かに抜いた。 羞恥心の高い恋人だ。 力を抜けと言われて簡単にそれが出来るとも思わない。 だが、そうしようと努める様が恋人らしくて愛おしい。 「そう。 そのままな」 頭をぽんっと撫でてから再度ケツに顔を埋めた。 潤滑剤は美味いものではないが、直腸からある程度は吸収されるのでそれくらいの量なら口に入っても気にしない。 三条には良くて自分は嫌だ駄目だなんて言うはずない。 「……ぁっ」 陰茎を圧迫しないように勤めている恋人は尻を突き出し、健気で可愛らしい。 滅茶苦茶に犯したい反面、優しくして早く不必要なストレスを発散させてやりたい。 「……んん…、ん……」 視界の端に蛍光灯を弾くなにかが映った。 細い指が、必死に臀朶を割り拡げている。 どれくらいそうしていたか、三条の吐く息に色が混ざり始めた。 息も浅く早くなり、確かに快感を感じていると分かる。 「ん……ぅ、…ハァ……、きも、ち……」 良かった 感じてきたな 指を1本差し入れ更に奥も舐めていく。 「…ハァ、あっ……も……と……」 「ん、もっとな」

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