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第1205話

腰を揺するのをやめない三条に長岡の理性がジリジリと焼けていく。 犯したい。 きちんとセックスをしたい。 白い背中に自分の独占欲を咲かせたい。 そんな我が儘をぶつけたい。 「は……、あ……っ」 気持ち良さそうな声で喘ぐ三条がたまらなく愛おしい。 「まさ…むねさ……」 ゆさゆさと身体を揺らす三条の腰をしっかりと掴み直し、それを制する。 乱れた髪の隙間から見える目は肉食動物のそれだった。 「なんかあったら、俺のせいにしろ」 そう言うや否や、腰を突き入れた。 アナルを無遠慮に蹂躙していく。 突いて、揺すって、この気持ち良い肉壁に扱かれ、無様に射精したい。 そんな思いを、目の前の細い身体にぶつけていく。 「あっ、あっ、…あ」 「は、まだイけんだろ。 自分で扱いても、良いぞ」 「ん…っ、…はっ、あ、あ…っ、」 遠慮のない動きに三条は喘ぎっぱなし。 自分の部屋に満ちる三条の嬌声に寂しかった心が満たされていく。 三条の汗が染みるシーツでさえ嬉しい。 一突き、一突き毎に奥へと入り込んで身体を高めていく。 可愛い遥登。 愛おしい遥登。 俺のだ。 俺の遥登だ。 「…っ、ぐ…、」 例えゴムの中で射精するとしても構わない。 受け入れてもらえなくても良いから、今は2人で性を貪れる喜びに浸かっていたい。

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