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第1213話
「う、しろは…正宗さんだけ……」
陰茎と口とを唾液で繋げながら、喰われるのを待っている顔でそう言った時の声はなんともいえない淫らさがあった。
たかだか20歳のする表情ではない。
淫らでいやらしくて、雄を誘うそれ。
つい踏みつける足に力を入れてしまう。
「あ…っ、あー……っ」
銜えていられず口から溢れた自身のソレは、内側からゴムをミチミチと押し広げすっかり硬さを取り戻していた。
幼さの残る恋人と並ぶとなんとも似つかわしくない。
だが、羞恥心の高い恋人が自ら銜えてくれる程好きなモノでもある。
「へぇ。
ケツは俺だけか。
良いねぇ」
践まれる刺激を逃す為に猫背になり、ひっひっと必死に酸素を吸おうとしている。
「ん……あっ、つよ…ッい」
「強い?
ほんとか」
親指と人差し指の股を使って扱くように動かしはじめた。
嬉しい事を言ってくれたお礼だ。
もう一度イかせてやる。
「いっ、く……い……っ、まさ…ッ」
「イけよ。
足にぶっかけろ」
「う、あ…ッあ……、いき…っ、…い…ッ」
縋るような視線が上を向く。
そうしたって、そこにいるのは局部を踏みつける男だ。
優しくするのも酷くするのも、それを助けるのも長岡だけ。
笑みが深くなるのを2人は知らない。
「イッ……あ、…あ…ッ」
三条は足にしがみ付きながらまた射精した。
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