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第1242話
シャワーを済ませた恋人とビデオ通話を繋げると、湯上がりで色っぽい、そして爽やかに微笑んだ。
色気と爽やかさの同居なんて、なんて贅沢なのだろう。
きゅぅっとトキメくのを噛み締めながら挨拶をする。
「こんばんは。
さっきはありがとうございました」
『こんばんは。
ちゃんとあったまってきたか』
「はい」
『良い子だ。
じゃあ、イイコトしような』
その一言に一気に色気が増した。
グッと男らしさが増し、綺麗から妖艷や艶やかとちう言葉が似合う表情になる。
そのなんとも言えないその表情にドキドキが隠せない。
『服捲ると寒いか?
流石に汚せねぇよな』
「暖房もついてますから大丈夫です」
『遥登、前渡した荷物ん中にクリップあるから持ってきてくれるか』
クリップ…?
そういえばあった気がする
リュックの中からそれを漁り、取り出せば長岡の笑みはより深いものへと変わる。
「これ、ですか」
『そう。
ネジがあんだろ。
緩めてあるし大丈夫だと思うけど指に噛ませてみ』
痛くはないがしっかりと挟み込んでくる。
「…っ!」
『なんに使うか分かったか。
遥登、使ってみ』
こんな、こんな玩具で……乳首を
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