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第1253話

「遥登の、どうなってる?」 にちゃにちゃと淫らな水音をたてながらそう聴けば、三条は擦り合わせていた膝頭を離した。 その間で弄る事を許されず先走りを滲ませるばかりのソレが揺れる。 血液が溜まり赤くなって、同じ男ならその辛さが痛いほど分かる。 「ガッチガチ。 いじめられんの、そんなに好きかよ」 『…っ、』 三条は頭を緩く振り否定するが、少なからず今の状況に興奮していなければ萎える筈だ。 嘘の吐けない正直な身体。 『…』 「へぇ? そんなえっちなところまで見せてくれんだ?」 膝裏に腕を通しぐっと胸の方へと寄せた三条は、晒した胸まで赤くしてアナルを見せ付けた。 影ってハッキリは見えないが強請りヒク付いているのだろう。 そんなところを見せ付け、自分をその気にさせようだなんて三条らしい。 『お……お、かず…に……つかって、くださ、い…』 「ん、使う。 さいこー」 手の動きが早くなっていく。 気持ち良い。 すごく気持ち良い。 あの気持ち良いところに自身のコレをぶち込みたい。 キツくてアツくて狭い肉壁を押し分ける瞬間を思い出す。 どんなに気持ち良いか。 腰が痺れる気持ち良さだ。 低くなった声を上擦らせ名前を呼ぶ。 首にしがみつくのも、背中を手を回すのもたまらなく愛おしい。 犯して、とろとろに溶かして、泣かせたい。 「あー、やべぇ」 『イき、ますか…?』 「ん、でも、遥登とイきてぇ」

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