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第1267話

想像しているのか蕩けた顔をする三条はとても可愛い。 三条の好奇心は知的な事だけではなく、性的な事に対しても惜しみなく発揮される。 だが、それと同時に羞恥心も持ち合わせており、その狭間で揺れる様はなんとも言えない色気がある。 早く滅茶苦茶にしてやりたい。 ぐちゃぐちゃにしてやりたい。 そんな気持ちを隠しつつ焦らしてやる。 そして、焦らされているのは三条だけではない。 『正宗さん…』 「んー?」 『…2つ目を、また…入れたいです……。 良い、ですか』 アナルに残るボール1つを健気に食い締める三条は可愛く強請ってきた。 乳首からどれ程の時間を焦らしてきたか考えれば当たり前だ。 「ん、入れな。 そん代わり、次は2つ共抜くんだぞ」 『そ……な……』 「じゃあ、ずっと1つ銜えたままでいるか? 俺はそれでも抜けるけど」 三条が羞恥心と戦っている姿だけで充分に気持ち良く抜く事が出来る。 それは長岡の本音だ。 可愛い年下の恋人にぞっこんの自覚だってある。 焦れに焦れてスイッチの入っている三条だって可愛いが、普段だってその気持ちに変わりはない。 『……2つ、抜いたら、……いつ、また…入れて良いですか』 「遥登が焦れたら」 『ぷれい、ですか』 「そう。 そういうプレイ」 前髪で顔が隠れてしまい、表情は分からないがきっと困った顔をし頭をフル回転させているのだろう。 三条自身、長岡が自分の嫌がる事をするなんて思ってはいない。 そこには自信がある。 なら、これは自身が求めるプレイの1種だ。 淫らな行為を満足にさせてもらえず焦らさせるプレイ。 そう結論を出せた三条は頭を上下させた。

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