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第1269話
ぬぷっと体内から吐き出した玩具はローションでテラテラとした蛍光灯の光を反射させている。
今、コレを吐き出した。
そう思い見るだけでとてつもない恥ずかしさが襲ってくる。
こんな卑猥なモノを挿入して遊び、排泄の真似事をした。
『遥登、大丈夫か』
「あ、はい」
タオルを口に押し当てていたので声は大丈夫だ。
ドアの向こうの気配も変わらない。
『なら、もう1回するか』
「……はい」
『はい、なんだ?』
喉の奥で笑う恋人にアナルがきゅぅっとヒク付いた。
床に転がる玩具を拾い、アナルに宛がう。
長岡ならどうするかを考えながら挿入していく。
今日の長岡は意地が悪い。
焦らしに焦らして、恥ずかしい事をさせてくる。
「ぁ……ん、……ん、」
ゆっくりと1つ入れ、2つ入れ、3つ目。
ローターに比べたってそれより小さいのに見られているだけで感じてしまう。
ぞくぞくしてすごく気持ちが良い。
癖になったらどうしよう。
こんな変態行為を頭が覚えてしまったら。
朧気になる目に恋人の意地の悪そうな笑みが映る。
その顔に惑わされるように、ディルドを銜えるアナルの縁をなぞった。
『良いねぇ。
すげぇえろい』
「…………排泄、するので……見て、ください……」
『ん、見てる』
「ん゛……ん゛ン゛」
あぁ、頭がクラクラする。
なんて気持ち良い……
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