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第1281話

ぬぐぬぐと動く指に腰が動いてしまう。 決して激しくはないのに、痺れるような刺激に感じるのは久し振りだからだろうか。 無意識に腰を揺らしてしまう。 あんなに毎週与えられていた刺激を喜んで感受していた。 「は……、準備、してき…ましたから……」 「念のためなー」 間延びした声は楽しんでいるとしか思えない。 それでも、三条自身も拒む事なんて出来やしないと理解している。 「でも……、あ…、きもちくなっちゃう…から……」 「しかたねぇな」 前立腺を刺激されずともアナルで快感を得られるようになった三条には耐え難く甘い時間だ。 これからの事を考えたら、ここで早々に気持ち良くなっては後が辛くなる。 快感に震える身体をどこまで理性で動かせるか、自信がない。 震える脚を支える為か、はたまたより開かせる為か、脚の間に長いそれが割り込まれた。 細いが筋肉がしっかりしていて男のものだと分かるそれが恥ずかしい。 「力抜いてろよ。 痛くしねぇから」 耳元で囁かれたそれはまるで挿入時のよう。 全身の血液がアツくなるように一気にアツくなった。 しがみつく手からローターをとられる。 お陰でしがみつく事が出来るのだが、玩具が長岡の手に渡った。 つまり、それを入れられるという事だ。 呼吸を整えようとしたのだが、既に遅かった。 「締めんなって。 ほら、あーん」 「…ッ、……ぁ」 ローションの滑りを借り、簡単に入れられてしまった。

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