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第1284話
ボトムスが元の位置へと戻ると、あっという間にベルトが占められた。
それでも、腹の落書きが覗く。
なんだか独占欲みたいで嬉しい。
「次は乳首な。
先週の続き、見せてくれよ」
「…はい」
流石に雪と風が凌げても服を胸まで捲り上げるのは寒い。
寒くて乳首が勃っている。
恥ずかしいが、見て欲しい。
いやらしい事をするところを。
長岡から教えてもらった事を実践するところを。
それを数度撫で、長岡を一瞥した。
綺麗な人が、決して綺麗だとは言えない公衆トイレでこんな変態行為を見ている。
いつも思うが、とても不思議な気持ちだ。
「ん?
どうした」
「あ……あの、付け、ま…す」
服が擦れても落下しないよう、昨日より少しだけキツくなっている。
付けたらそう長くは締めっぱなしにしないはず。
なら、ギリギリまでがまんして血流が戻ってきた所を弄って……
やばい
変な事ばっかり考えちゃう…
1週間のお預け期間中に溜まった性欲が爆発しそうだ。
少しでも我慢出来るようになるべく根本にクリップを填めた。
「出来ました……」
見てくださいとばかりに胸を突き出した三条に、長岡のムラムラも募るばかり。
コートで隠れる下半身はしっかり反応している。
「少し触るぞ」
クリップに細いチェーンを繋げるとそれを首輪に引っ掛け、もう片方のニップルクリップへと繋げた。
胸をギリギリのところで繋げているそれに、ドキドキと心臓か五月蝿い。
「キツくねぇか」
「だいじょぶ、です」
「じゃ、最後はリードな。
流石にこのまましたらまずいから、袖に通してくれるか」
右腕にリードを通し脇から出てきたら、首輪に繋げた。
これでリードを持っていても、一見手を繋いでいるようにしか見えない。
増して、こんな暗がりだ。
犬の散歩プレイには見えないだろう。
首輪にリード
乳首クリップにローター
これで、正宗さんと散歩するんだ
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