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第1303話

腰を掴んでいた手で三条の顎を掴み、振り向かせる。 とろんとした目がやけに色っぽく自身の陰茎がより膨らんだ。 乱れ汗で張り付いた髪さえ色気を放つ。 しかも拘束されたままだ。 正直、動きたいのを堪えている。 こんな気持ちが良いナカに入っていて、こんなに艶やかな表情をした恋人を目の前にして、ガチガチに勃起した陰茎が萎えるはずないだろ。 今すぐ目茶苦茶にしてやりたいが、時間も気になる。 それに、三条の負担も。 無理な体勢なのは自覚している。 「ケツイキ、上手くなったな。 気持ちかったか」 「あ……おれ…だけ」 急に正気に戻ったのか自分ばかりイってしまったと言いはじめた。 真面目というか、なんというか。 三条らしい。 「俺も充分気持ちいって」 「だめ……あっ、」 「締めんな…っ、きつ……」 ぎゅぅっと腹に力を入れられ奥の吸い付きと絞まりがキツくなった。 そんな事せずとも充分に気持ちの良い三条の体内。 うねり、吸い付き、括約筋がキツく竿を締め擦りあげてくれるのに、更に締められればたまらない。 思わず表情に出してしまったらしく、三条はその目にどこか嬉しそうな色を滲ませた。 く、そ… えっろい顔しやがって…… 「ほし、か………ら、ぁ…はっ、……ハァ……せ…え…」 なんとか言葉を紡ごうとする三条だが、体勢がキツいらしくどんどん息が荒くなっている。 顎を掴む手を離し腰を掴んだ。 フーッと1つ息を吐けば少しは冷静になれるだろうか。 「はっ………ぁ…」 いや、そんなのなんの訳にも立たないだろうな。 ローターが奥に嵌まらないように意識をしながら前立腺を擦り上げる。 すると、括約筋が締まり腰を前後に揺すぶれば扱いてくれる。 今はこれが良い。 コードがすべて埋もれてしまわないようにソコを見ながらケツを振る。 あ゛ー、きもち……

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