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第1321話

「ただいま」 『おかえりなさい』 漸く1日が終わり、帰宅出来た。 今日はなんだか1日がとても長く、身体が固い。 学校辺りは1段と冷え込んだので筋肉が縮こまってしまったのだろうか。 雪掻きで疲れた。 いや、そんな日もあるか。 こんな日は、恋人に癒されるに限る。 帰宅したばかりの格好でビデオ通話を繋げ、コートを脱いだだけよ長岡はその場に座り込んだ。 「少しだけ寝ても良いか」 『はい。 それは構いませんけど、通話切らなくて良いんですか?』 「うん。 遥登が困らなければ、このままが良い」 『分かりました』 ジャケットと脱ぎ、ネクタイを外す。 首元のボタンを緩めたらそのままソファに寝転んだ。 クッションに頭を預けて丁度良い場所に差し込む。 すると三条はここで寝るのかと聴いてきた。 『ベッド行かないんですか? ソファじゃ…』 「少しだけだからここで大丈夫だ。 なぁ、いつもみたいに普通に過ごしててくれないか」 三条が部屋にいた時のように、自然な生活音が恋しい。 自分以外の気配を感じたい。 今日は無性にそう思う。 『はい。 じゃあ、レポート片付けてます。 起こしますか?』 「頼んでも良いか」 『お任せください』 「じゃあ、1時間半後位に置かしてくれ。 飯食ってシャワーしねぇとだから」 『分かりました』 「助かる」 だけど、もう少しだけ顔を見ていたいのも本当で、目蓋を閉じるのが惜しい。 『おやすみなさい。 ゆっくり休んでください』 「ん、おやすみ」

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