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第1352話

まわり…… まわりだけ…… 焦らしているのは自分なのにもどかしくて、そういう目で長岡を見てしまう。 「は……ぁ、………ん…」 ローターのせいか、それとも恋人に見られているからか、乳首は恥ずかしいほど勃っている。 肋の浮いた平たい胸にそこだけが赤くぷっくりしているのが自分から見てもいやらしい。 男の乳首の必要性がセックスやオナニー以外に思い付かない。 抱き締められている想像に興奮しているのを悟られないよう、シャツを食む。 「ん……、」 ガチガチに勃起した乳首。 乳輪だけでこれなら、直接乳首を弄ったらどんなに気持ちが良いだろうか。 こうして会えない間にも快感を教え込まされいる。 こんなに感じるようになった乳首を長岡に弄られたらどんな風になるのだろうか。 摘ままれ、犬歯をたてられ、舐めてしゃぶられて。 「……ぅ……ンッ」 たまらない。 早くそうされたい。 知らず知らずの内に腰を突き上げていた。 それに気が付いたのは、前のめりになり見ていてくれる恋人の息遣いが僅かに早くなった気がしたから。 『乳首、そんな好き? ちんこは良いのかよ』 「……し、て…ほし…」 『じゃあ、俺がいつもするの真似てみ』 長岡がするように。 玉を揉んでアナルを舐めて、やわらかくなってきたところで指を突き刺す。 そうだ。 ローションボトルも突き刺して、中に潤滑油を注いでくる。 そうして、いやらしい水音をたてながら手マン─アナルなのだが─をしてくる。 あの節だった長い男の指が好き勝手に動き、アナルを緩めていくのは何度されても気持ち良い。 後ろから抱き締めてくれている長岡の手がローターを掴んだままゆっくりと肌の上をなぞりながら下りていく。

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