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第1363話
手の動きが一定になる。
それが、三条がイく為のリズム。
三条が好きなタイミングだ。
しっかり頭に叩き込む。
結腸は駄目だと伝えてあるので、前立腺から精嚢を突いているはずだ。
あのリズムで、あの角度。
会陰を刺激するローターもふっくらした肉に埋もれていて、ソコが良いのだと一目見て分かった。
2つの玩具で挟まれた箇所が前立腺。
外から見ても分かる三条のイイトコロ。
えろい以外の形容の言葉が見付からない。
早く自身のモノでゴリゴリと抉り上げたい。
わざと突かずに焦らし泣かせたい。
早く会ってセックスがしたい。
『ん…、ぅ……ぅ、…』
頭はそちらに動いているが、手は慣れたオナニーを続けている。
気軽に会えなくなってからほぼ1年間。
何度、恋人で抜いた事か。
それを恋人本人に見せ付ける。
まぁ、本人は自身のオナニーに夢中で見てはくれていないが。
『ま……さ………』
鈴口は親指の腹で刺激しながら竿は擦る。
自身の好みは手が勝手にしてくれる。
だから、頭をフル回転させ目に映る情報を記憶していった。
『でっ、……イ…イく、………イき、…ま』
「あぁ、イけ」
『………っう゛……』
足の指がシーツを掻き、内腿が痙攣する。
自身では絶対に出来ない動きで数度跳ね、三条はベッドに深く沈んだ。
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