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第1367話

クツクツと笑う音が、鼓膜を辱しめる。 『チョコ食ってイくなんて、とんだ変態になったな。 吐き出した精液見せろよ』 雄の目が三日月の形になる。 楽しそうなのに、その顔は子供の無垢なそれとは違う。 もっとドロドロしてて手足を掴んで離さない。 長岡の口から出てくる言葉に従い、白濁で汚れた手を差し出した。 扱いていたとはいえお菓子を口にして射精するなんてはしたないにも程がある。 今度から、どんな顔をしてチョコレートを食べたら良いのだろう。 一抹の不安だ。 『舐めても良いぞ』 「…はい、」 中学生の精子のようにドロッとしたそれに舌を伸ばした。 青臭くてしょっぱくて、美味しくない。 同じ精液でも長岡のモノの方が美味しくて、飲み込める。 なのに、口の中のチョコレートと混ざると頭が溶けるみたいだ。 激しいセックスが頭が馬鹿になると例えられるなら、こちらは頭が溶ける。 もっと分かりやすく例えるなら媚薬みたいに、クラクラさせる。 酒に酔った事はまだないが、そんな感じなのだろうとぼんやり思った。 長岡からのよしの合図が与えられるまで、手のひらをペロペロを舐める様はさながら犬のよう。 長岡の犬なら喜んでなる。 ……なりたい。 『これからチョコ食えなくなんじゃねぇの。 田上達の前で食ってもイくなよ』 「…っ」 流石にオナニーしていなければ大丈夫なはずだ。 だけど、本当にそうなのかもしれないとドキドキしてしまう。 こんなに被虐性があっただろうか。 目の前のサディストに感化されてのではないか。 でも、長岡にならなにをされても嬉しいと思ってしまう。 この人になら殺されたって良い。 んーん、寧ろ溺れ死にたい。 ぼんやりした目は色を孕み、長岡を誘う。

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