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第1401話

長岡からのメッセージに部屋へと戻る。 そして、すぐにアプリを繋げるとあっちとこっちが一緒になった。 いつも思う。 嬉しい、と。 「聴こえますか?」 『聴こえるよ。 遥登は大丈夫か?』 「はい。 大丈夫です。 おかえりなさい」 ブンブンと揺れる尻尾もそのまま満面の笑みでそう言えば、目の前の恋人の笑みも深いものへと変わる。 『ただいま』 スーツ姿の長岡もとても格好良い。 やっぱり似合うなと胸をトキめかせた。 緩む頬が抑えきれない。 まるで綾登の頬みたいだ。 『美味いもんでも食ったのか?』 「え? 昼は俺が作ったので特にそうでもないですけど…。 どうしてですか」 『なんか上機嫌じゃねぇか。 良いことでもあったのかなって』 「丁度正宗さんの事を考えていたので、早く顔が視れて嬉しいです」 『んな可愛い事言って。 悪い大人に捕まんぞ』 「正宗さんなら良いですよ」 『じゃ、来週末部屋おいで』 思ってもみなかった返答に、クリクリした目をキョトンとさせた。 部屋…… 部屋って 「部屋…?」 『そ。 部屋。 人数も減ってきてるし、そっちはほぼいねぇし少しだけなら良いだろ。 やめとくか?』 「やめときません…っ」 『ははっ。 じゃ、約束な』 長岡はカメラに向かって小指を差し出してきた。 三条もそれに倣い、小指を差し出し小さく振る。

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