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第1414話
混ぜ合わせた薬剤はどれ程の時間で固まるのだろう。
10分。
20分。
ある程度固まるまでとは一体どれ程なのか。
それまで、こうして腰を振るのか。
「……ぁ…」
「気分出てきてんじゃん。
きもち?」
「…たまたま…変な声が……」
「へぇ。
ま、それでも良いか」
なんで長岡は余裕そうなのだろう。
勃起しているはずだ。
朝勃ちや疲れマラの類いではなく、性的な意味で。
なのに、顔は涼しげ。
それがなんだか悔しくなってくる。
長岡のように色気がある訳ではない。
顔だって平々凡々。
9歳も年下の子供だ。
だけど、それでも、少しでも楽しんで欲しい。
「正宗さんは……気分、でませんか」
「出てるよ。
この型が出来たら遥登のケツに入れて目の前で腰、振らせてぇ」
想像したら駄目なのに、頭が勝手に動く。
上がる息を隠せない。
長岡を興奮させたいのに自分が興奮してどうするんだ。
けれど、そう躾られた身体はどんどん高まっていく。
「……ハァ……ハ…ァ……」
目の前の足に股間を押し付けたら、気持ち良い。
はしたない欲望ばかりが思い浮かぶ。
「それからセックスもしてぇ。
遥登んナカ滅茶苦茶にして、ナカに生で出してぇ」
喉がヒクッと震えた。
あさましい期待で。
ケツが疼く。
滅茶苦茶にされたい。
ナカに生で出されたい。
例え孕まなくても。
吐き出さなければ腹を下しても。
もう目は嘘を吐けなくなっていていた。
腹を擦るように服の上をなぞり、臍まで晒せばもう止まらない。
不安げに揺れる目に絶対者の不敵な笑みが映った。
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