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第1416話
出来上がったモノは、細部までくっきり再現されている。
いや、型をとったのでそうなのだが、それにしても生々しい。
色こそ人工のオークルだ。
艶っとした素材なのもチープで、だからこそのいやらしさがある。
チープな方がいやらしい。
不思議だ。
「へぇ。
俺のってこんななのか」
「……」
長岡は、自身のソレの横に並べ萎えたソレと見比べる。
そんな事をしなくとも膨張率の良さは歴然だ。
日本人の膨張率の平均は3.6倍なんてデータもあるが、それにしても大きい。
しかも、挿入されてからより太さ硬さが増す時があるのだから驚きだ。
一体何倍になるんだろうか。
顔を真っ赤にした三条は恥じらいながらも視線を逸らせないでいた。
「二本差しは無理そうだな」
ぽつり、と聴こえてきた言葉に三条は驚いた。
「二本差し……」
「そ。
二本差し」
こんな大きなモノが2本だなんて、流石に裂ける。
1本でもギチギチなのに。
限界まで腹が満たされる感覚を上回るのはどんな感覚なのだろうか。
「裂けます…」
「しねぇよ。
流石に裂けたらやべぇだろ。
そんなんで入院なんてなったら、ご両親になんて謝ったら良いのか分かんねぇし。
謝って済むならマシな方だろ」
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