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第1422話

日焼けしない真っ白な肌に、独占欲を文字にし埋めていけば、いやらしい恋人の出来上がりだ。 暗闇で露出させた時も充分にエロかったが、明るい場所もまたエロい。 肌の白さが際立ち、文字とのコントラストがくっきりしていて、これもまた一興。 国語科教師として口に出しのは憚られるが、なんとも趣がある。 当の三条は、ぽやぽやした表情のままスマホを構え自身の身体を撮影していた。 ちょっとやりすぎたか…? でも、まぁ…本人は嬉しそうだしな 被虐心がある事を除いても、三条なら長岡になにをされても喜ぶだろう。 その裏付けがこの顔だ。 脚の間に座ったままペンのキャップを閉めた。 「正宗さんの顔も、写って大丈夫ですか…?」 「あぁ。 構わねぇよ。 それより俺も撮っても良いか?」 「はい…。 あの…撮って、ください」 その場から動くつもりはない。 ココに居座っていれば、三条は脚を閉じる事が出来ず局部を晒したままだ。 長い手を伸ばし自身のスマホを手繰り寄せる。 スリープから目覚めさせ構えると、より一層客観視出来る。 アダルトビデオでしか見ないようなチープな不埒さが、今、目の前にいる。 しかも、それをされているのは純真無垢な20歳の大学生。 写真に収めるたびに下半身へと血液が溜まっていくようだ。 「はる、目線こっち」 「…………はい、」 顔を真っ赤にして、下着の中では先程落ち着けた陰茎がまた先走りを滲ませている姿を何枚も切り取った。 それでも足りない。 長岡はスマホを構えたまま、器用に自身のモノを下着からズラし扱きだした。 綺麗な目玉に見せ付けるように。 「ぁ……」 今にも膝頭をくっ付けそうな脚─足首─を掴みソコへも近付けた。 「なぁ、踏んでくれよ」 頭を振っても手は離してやらない。

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