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第1424話

ソファの上から見下ろす長岡はすごくえっちだ。 「ハァ…それ、やべぇな」 やばいのは長岡の方だ。 下半身を露出しソコを自分の脚へと擦り付けている。 淫らな自慰行為。 綺麗な顔があさましく欲を貪る様はなんとも言えない興奮を覚える。 だからだろうか、煽られ、ディルドを舐めてしまう。 まるで、長岡のモノのように錯覚する。 止まらない。 止められない。 恋人の好きなカリや鈴口を、口淫をする時のように刺激してしまう。 頭が覚えている。 ココをこうすると長岡は喜ぶ。 それをしてしまう。 「は……っ、えっろ」 男くさく歪んだ顔に心拍数が上がっていく。 「早く俺の、しゃぶらせてぇ…。 上顎好きだろ、擦って…奥まで突っ込みてぇ……」 じわっと口の中で唾液が溢れる。 想像したら、駄目なのに。 「飲ませてぇ……」 このギラギラした目だけでいっぱいなのに。 この偽物の長岡が本物だったら良いな、なんて思ってしまう。 我が儘だって分かっているけど、長岡が欲しい。 体温が欲しい。 今、与えて貰えるのは足の裏だけ。 それが恨めしい。

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