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第1428話

取り出したソレは、既に期待している。 正直過ぎるのが恥ずかしいが、口から素直に伝えられないのだから分かりやすい方が良いのだろうか。 チラリと見下ろした長岡は足の指の股に舌を這わせていた。 そのあまりの光景に手に力が入ってしまった。 陰茎をきゅっと握り締めてしまい、余計に先走りが溢れる。 「舐められただけで、それかよ。 本当マゾいよな」 「正宗さんが、えっちぃ舐め方するからで…っす」 咎めるように指に犬歯をたてられ、ソコから痺れが拡がった。 「ほら、やれ」 楽しそうな目が手を動かす。 上下に擦り、はしたないオナニーを見せ付けた。 既に先走りで濡れている陰茎は簡単に水音をさせ、長岡を喜ばせる。 その証拠に舌の動きがよりねっとりと陰湿なものへとかわった。 爪の形をなぞり甲まで上がってくると、いつかのようにキスをされ、またそれを繰り返す。 両方の足の指の分だけ─つまり10本分こうして丁寧に舐められる。 それだけでセックスみたいにえっちだ。 「……ん、」 今日はカメラ越しではない事に身体が喜んでしまう。 目の前の恋人に直接見てもらえるなんて。 思考まで溶かされていく。 「……ぁ…、ハァ……」 興奮しているせいでいつもより感じてしまう。 もうイきそうだ。 まだ片足が終わったばかりなのに。 こんなに早くイくなんて恥ずかしいのに、玉が精液でパンパン。 「イ……き、たいです…」 「かけろよ。 じゃなきゃ、イかせねぇ」 「……そ、な…」 考える余裕なんてない。 長岡は折れない。 なんなら、陰茎を握り締め本当にイかせて貰えない事だって有り得る。 絡んだままほどけない視線に、三条は許しを得た。 「か、かけますから……イかせ、て…ください…」 「ん」 「……イき、…イきまっ」 玉がきゅーっとせり上がるとソコからアツいモノが込み上げてくる。 ビュッと吐き出された精液は綺麗な顔へと飛んでいった。

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