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第1429話

顔に降り掛かる暖かい体液。 恍惚とした表情の恋人の精液だ。 絶景とばかりの光景に緩む口端を抑えきれない。 「どろっどろ。 きもちーな」 「……ん、」 賢者タイムの恋人を直接見るのは久し振りだ。 ソファに沈みながら、薄い腹をヘコヘコ動かし酸素を求めている。 更に快感を与えるのはキツいだろう。 今日は酷くしたい訳ではない。 最後に足の甲へとキスを落とし、ゆっくりと床に戻した。 「正宗さん……うがい、してください」 「分かったよ。 それより大丈夫か」 「はい……え、あ…」 漸く汚した顔に気が付き、顔を真っ赤にして床へと降りてきた。 そして、ティッシュを探し手を伸ばす。 顔射に照れているらしい。 「俺、どうしよ……。 すみませんでした。 顔も洗ってください…っ」 いつもの三条に戻ってしまったらしい。 これはこれで、可愛いが少しばかり惜しい。 もっと、とろっとろの三条を見ていたかった。 あわよくば、玩具を使いケツでもオナニーさせたかったがそれは後日。 お楽しみは“待て”の後。 「かけて、しまって……本当にすみません…」 「俺がかけろっつったんだろ。 上手にぶっかけられたな」 垂れていく白濁を指で拭い口へと運ぶと駄目だとばかりに細い手が伸びてくる。 「駄目ですから……」 「はいはい。 うがいな」 「歯磨きも…」

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