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第1451話

仕事から帰宅した長岡は郵便受けを覗く。 ダイレクトメールに混ざって、薄い水色の封筒が郵便受けに入っていた。 そこには、見慣れた文字で自分の名が書かれている。 差出人は見なくても解る。 遥登…? なんで手紙なんてくれたんだ 階段を登りながら開けてしまおうかとも思ったが性格上破り開けたくはない。 鞄の中にある鋏をこんな所で使用も憚られる。 部屋に帰るのみの選択肢がない長岡は階段を急いだ。 靴を脱ぎ、コートとジャケットを脱ぎ捨てすぐに手洗いうがい。 そうしてやっと開封する事が出来た。 『正宗さんへ はじめて手紙を書きます』 丁寧な書き出しから更に言葉は続いていく。 要約すれば、昨年のバレンタインに貰ったメッセージカードが嬉しくて自分も読み返せる、そして気持ちを見えるカタチにしたくて手紙を書いてみた。 そして、照れているという可愛らしく、尚且つ遥登らしい内容だった。 読み終わり、自分の顔が嬉しそうに綻んでいる事に気が付く。 手紙ってこんな嬉しいんだな 仕事で上司と年賀状のやりとりはする。 最低限の祝賀だ。 そんなの、相手も事務的でそんなものだと思っていた。 だけど、恋人から贈られた手紙はこんなにも嬉しい。 直ぐ様、スマホを取り出すと恋人の部屋へと繋げた。 今どんなに嬉しいか、心が弾んでいるか、伝えなければ。 「あ、もしもし? 今、大丈夫か? あぁ、手紙届いたよ」

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