1458 / 1502

第1458話

なんか、すごく恥ずかしい… チラリと部屋の方を見ると先程と変わらず机から陰茎が生えている。 しかも、よく見たらソファの上にも転がっていた。 多分、アレは長岡のモノを型どった物だ。 どうしても視線がそちらに言ってしまう。 それにしても、正宗さん帰って来ないな 行った方が良いかな 手洗いうがいを済ませた三条が浴室へと顔を出すと長岡はボトムスの裾、腕を捲りシャワーで個室をあたためていた。 隣の洗面台には栓がなされローションボトルがあたためられている。 足音に気が付いたらしく、すぐに振り向かれた。 「終わったか」 「あ、はい…。 お湯、ありがとうございました」 「んじゃ、次は腹だな」 シャワーをフックに引っ掛けた長岡は濡れた足で脱衣所までやって来る。 なんとなく、つい、1歩下がってしまった。 すると、腕を掴まれる。 しっかりとした男の力に、これからの事を想像してしまう。 「嫌ならしねぇから気にすんな。 アレで遊ぶか、昼寝するか」 「………その」 セックス、したい。 長岡としたい。 感染の波が引きはじめた今を逃せば、次のチャンスはいつか分からない。 部屋に来れる機会だってそう。 「蕁麻疹も治ったんだろ。 なら、無理矢理はしねぇよ」 「だめ……」 湯であたたかくなった手を両手で握る。 この手で、めちゃくちゃにされたい。 酷くして欲しい。 「して、ください…」

ともだちにシェアしよう!