確認するかのような目。 それだけ心配をさせてしまった証拠。 「抱き締めても、良いですか」 「腹は大丈夫なのかよ」 「まだ、我慢できます。 正宗さん……あの、わざと少しにしましたよね」 いつもよりシャワー浣腸の量が少なかった。 大方少しでも長く我慢させる為だろう。 昨夜から食事量を人並みにしているので腹いっぱい食べた時のように出る事もないだろうが、それにしてもだ。 全くもって、この綺麗な顔立ちから発想される事とは思えない。 綺麗な顔の人が上品な事ばかり考えているなんて思ってもいないけど。 それでも、なんとなくイケナイ事をしています感がすごい。 「さぁ？ なんの事か分かんねぇな」 いつの間にか浴室にかけられていたバスタオルで身体を包まれた。 部屋に行ってる間に用意をしたのか。 本当に、自分に甘い人だ。 「抱きつくならとりあえず被っとけ。 もう優しく出来ねぇし」 タオルの上から抱き締められ、その体温にホッとした。 のも束の間、視界の端にリューブシリンダーが見えた。 頬がアツくなるのが自分でも分かる。 ローションを注がれる。 それも奥まで。 その後の行為の激しさは想像せずとも分かる。 その期待にアナルがぎゅぅっと締まった。 「身体硬くしてどうした」 「え、あ……いえ」 「やぁらしい顔して。 そういや、フェラしてぇんだろ。 してくれよ」 雄くさい顔に頷く事しか出来ない自分も大概だ。