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第1482話

「ゆっくりで良いから腰動かせるか」 頷いてから、ゆらゆらと腰を揺らした。 前立腺が刺激されて気持ち良い。 どんどん息が上がっていき、短く粗いものへと変わっていった。 画面越しに見られている時より、うんと気持ち良い。 「……ぁ、…………き…もち……」 口が勝手に動いていた。 「気持ちい?」 「ん……ん…、はい…きもち………」 長岡のカタチを喜び、長岡の視線を喜び、身体が昂っていく。 陰茎も臍につくくらい勃っていて身体を揺する動きに合わせて動いている。 えっちで恥ずかしい。 けど、見られて嬉しい。 とろんとした目で媚びを売りながら腰を揺らめかす。 こんな破廉恥な事を見られて気持ち良いと教えてくれた人の目を見詰める。 ギラギラした男の目。 普段は性的な事を感じさせない綺麗な顔が、色気を漏らし雄くさくなる瞬間が好きだ。 自分だけの特別。 自分しか見られない贅沢。 前後に揺らしていた腰を上下に変えた。 イイトコロをゴリッと抉ってきてゾクゾクする。 背筋を這い上がるソレに喉も締まる。 「ん………あっ…」 「とまんねぇな」 “もっと”が抑えられない。 それは長岡も同じらしい。 下着の上からでも分かるほど勃起させている。 下着の一部が先走りで濡れている。 興奮してくれているのが見て分かる。 嬉しい。 もっと、興奮して欲しい。 欲してほしい。 「そんな腰振ってもソレは射精しねぇぞ。 なのに振んのか? あーあー、えっろい動きさせて」 止まらない。 見られるのが興奮する。 もっと見て。 もっと罵って。 もっと、もっと、埋めて。 利用に関して設定されていない激しい動きにソファが軋む。 「なっ、めさせて…く…ださい」 「俺の、足んねぇ?」 駄々漏れの色気にクラクラする。 もっと溺れたい。 長岡で溺れ死にたい。 死ぬなら、長岡でが良い。 「たり、なっ……これ、ちがうから…」 下着をズラしながら立ち上がった長岡は自分の手で避妊具を装着させ、そのままの手で三条の頭を撫でた。 慈しみ愛情が滲むのに、その手はどこか荒々しい。 長岡の興奮が伝わってくる。 「お口、あーん」 がぽっとAVみたいな音を立てて口内に突き刺されるとゴムのにおいと共に長岡の男のにおいが濃くした。 「串刺しだな。 あー…、たまんねぇ」 本当に、たまらない。 すごく興奮する。

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