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第1491話

喉をゴッゴッと鳴らしながら噎せることなく精液を飲み込んだ。 “よし”はまだなのに。 しかし、弛緩した身体は言うことを利いてくれず喉を開いてしまった。 もう飲み込むしかない。 滲む視界にはニヒルに笑う長岡が映る。 あぁ、どんな顔でも綺麗だ。 惚れ惚れするほど格好良い。 「俺の以外でイッた感想は?」 「……まさ…さの、が……いちばん…すき」 サイズもカタチも同じだが、そうではない。 体温や興奮、本物ではないと駄目だと身体が言う。 口から出る本音に長岡の表情がより一層艶やかになった。 この顔、好き 惚けた頭でそんな事を思う。 美人は3日で見飽きるなんて嘘だ。 この綺麗な人の顔は何日見ていても見飽きない。 一瞬、一瞬の美しさも男くさくさも見届けていたい。 ずっと。 それでも、きっと見飽きる事なんてないんだ。 「俺のでもイきてぇ?」 「は、い………、ほし……」 「じゃあ、コレ出しな」 コンッとティルドをつつかれ、完全に波の引いていない身体にピリッと刺激が走る。 腹がジクジクする。 このジクジクをなんとかしてくれるのは、目の前の男だけ。 腹に力を込めようとすると玩具を握られた。 「反対向いて。 ケツ、俺の方に付き出して」 「……はい」 または恋人は、したない格好をさせるんだ。 ソファの上でのそのそと身体の向きを変え、背凭れに手を付くと四つん這いのような格好になった。 そうして恥ずかしくてたまらない箇所を見せ付ける。 頭から被っているバスタオルで顔を隠せば、顔を隠して尻隠さず、を素でしてしまっていてやっぱり羞恥心が沸き上がった。 もう、なにをしても恥ずかしい。 「へぇ、俺のってこんなサイズなのか。 こうやって見るとなんか変な気持ちになんな」 「俺は、恥ずかしくて死にそうです……」 「恥ずかしいの好きなくせに。 ほら、ヒリ出してみ」 漸く許可を得たので、腹に力を入れて排泄をする。 ぬぐ……と動くと、ぬー…っと動いていく。 そんな排泄紛いな事をこんな格好で見せ付けるなんて、普通に生きていたらしなかった経験だろう。 だけど、それに快感が伴うとも知れた。 何が経験になるなんて誰にも分からない。 本人でさえも。 「は……っ、んん…ん、……」 他の物まで出てしまいそうで頭がブレーキをかける。 何度そうしても、この排泄だけは慣れない。 どうしても汚物が気になってしまう。 だけど、長岡が吐き出せと言ったのだから吐き出す。 「は、はっ、…はっ、……ぁ、で、る……」 「えっろ」 「で、………ぅ、あ……ぬけ、るっ………」 半分程吐き出せば、重力も手伝いはじめる。 ぬぐ…ぬぐ…。 「あ……あ…っ」 長岡の手の中にディルドを吐き出した。 アナルはぽっかりと口を開け、ピストンの最に入り込んできた空気を吐き出している。 音がしなければ、なんて問題ではない。 頭の中がぐるぐるする。 恥ずかしいしか浮かんでこない。 「口開けやがって。 なにが欲しいか言ってくれ」 「…正宗さんの、ちんこ……欲しいです…。 ください……俺の、ナカ、ジクジクするから…」 それでも、長岡を欲する気持ちは膨らむばかり。 アナルを更に拡げるように指を添えると、下品なお強請りをした。

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