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第1494話
バスタオルの中に手が入ってきた。
首元を触り、首輪を見付けると指を引っ掛ける。
指が入る程の余裕はある。
特別苦しくなることもない。
むしろ、後孔が早く動いて欲しいとヒク付いてしまい意識してしまう。
「まさ、……さ…」
「出来た。
遥登が好きそうな事してやるよ」
首輪にリードをつけられた。
それは、音や背中に触れる紐の感覚で分かる。
ただ、好きそうな事とはなんだろう。
犬プレイは…その、………好きだし興奮するけど、“好きそうな”と表現されるのは正しくはない。
この場合なら、“好きな”だ。
国語科の長岡がそんな簡単な言葉を間違うなんて事はない。
なら、“好きそうな”とはなんだ。
「すき、そ……ぁ゛…ッ」
次の瞬間、それを身を持って体験した。
背後へグイッとリードを引かれ息が出来なくなった。
足がピンッと跳ねる。
強引でありながら、確実に身体を昂らせてくれる行為。
「……かは…っ、はっ、…は…」
「きっつ……締まりやべぇ…」
リードを緩められソファに沈む。
そして涎も気にせず一気に空気を吸い込んだ。
すごい。
頭がビクッと震え、身体が跳ねる感覚。
例えようのない刺激。
興奮した。
「な、興奮したか」
腰を遣いながらそんな事を聴かれ嘘を吐けるはずがない。
「………ん、」
「ほんと、マゾいなぁ」
こんな事をされたのにアナルはキツく締まり、喜んでいるのを伝えてしまう。
「あっ、……あ…っ」
大きなモノを銜え込んだソコを拡げられ目下に晒される。
締まりを確認しているのだと分かるのが更に羞恥心を高まらせる。
排泄器をこんなにマジマジ見られて平常心でいられるなら、その方法を知りたい。
教えてください。
「いー声。
ほら、もっと煽ってくれよ。
まだまだイかねぇぞ」
「ん……ん、……あ、…あっ、」
踏ん張るだけで後孔が絞まってしまうが、早く精液が欲しいのも本当。
ぶっかけて欲しくて腰を揺する。
こんな無様な腰の動きしか出来ないが揺すった。
「まさ、さ………すき、だいっ、…あっ」
「あー、くっそ可愛い。
ますますいじめたくなんだろ」
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