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第1495話
首には飼い犬の証を着け、それから伸びるリードは飼い主の手の中。
その飼い主のモノを象った玩具を握り締めながら、本当の犬みたいに荒い息を溢す。
涎が垂れるのも構わずに。
そうでもしていないと本当に頭が馬鹿になる。
慣れないバックからの抽挿に身体が震える。
「は、……あっ、…はっ、………」
ディルドにしがみつくよう身体を小さくするが、それを長岡が許すはずもない。
リードを握る手に力が入るのが感覚で分かった。
嫉妬、だと嬉しい。
躍起になってくれているのが、嬉しい。
腕を背後に回し、腰を掴む手に触れる。
本当は握り締めたいのだが上手くそれが出来ない。
踏ん張りが足りず、ソファの背凭れに上半身を預けた。
「ま…さっ、……く…ぅ、……う、」
「はる、酷くするかもしれねぇ」
「いっ、…うれ、し……からっ、」
好きなのも愛してるのも、全部長岡だけ。
長岡とだから、こんな姿だって出来る。
腰を掴んでいた手が膝裏を掬った。
背凭れに押し付けるようにされ、まるで犬の排泄ポーズだ。
無様な格好に三条の身体は熱を帯びる。
当たるところもかわり、膝をつく脚が震える。
興奮が溢れて陰茎もガチガチだ。
恥ずかしいのに。
恥ずかしいのが、興奮する。
「ひ…っ!」
こんな不安定なポーズに無意識に腹筋に力を込めてしまい、後孔も同時に締まった。
「踏ん張れよ」
下から上へと突き上げるような下品な腰使いだ。
ナカにまっすぐ埋め込まれている長岡が奥の弁をググ…ッと刺激し、拓いてしまう。
今、S状結腸を刺激されたら噴いてしまう。
ドライなんて可愛いものじゃなくて、もっと淫らな絶頂を迎えてしまう。
それを長岡に見て貰える。
「あ……あ゛……あ゛…ッ」
弁がカリをしゃぶった。
抜ける。
抜けた。
填まってる。
「あ゛ー……」
動物みたいな低い声が喉から出ていく。
そうしたって楽になる訳でもないのに身体が勝手に動いてしまう。
長岡を蹴らないようにしたいが、出来るだろうか。
「……は、ココにぶっかけるからな」
長岡の息も上がり掠れてきている。
イきそうなのか。
結腸に吐き出されれば少しだけ長く腹にとめておける。
また浣腸で洗って貰えるかも知れない。
淫らな欲望が頭に浮かんでは背筋を撫でる。
「ほし…ッ、なか……なかぁ…ッ」
「あぁ、ナカに出してやる。
俺のだって……出すからな」
破った穴から避けるんじゃないかと思うくらいパンパンに膨れた陰茎に奥を攻められ翻弄される。
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